当塾の目指したい最終目標
親の保護が効かない大人の社会に子供が歩んでいく際に、子供にどのような能力をつけさせてあげれば、本人が納得のいく人生を送れるか?子供が人生の様々なフェーズで迎える選抜という試練に対して、子供の出した結果や choice は、子供にとって納得のいくものなのか?不本意な選択でそうなってしまったのか?子供に対する親の心配はとどまることを知りません。先の見えない世の中にあって、少しでも我が子だけには、、、とどうしても考えてしまうの親の性です。
通常は、子供よりも親の方が早く死にますので、子供の終生までの人生を親がサポートすることは出来ません。親クマや親トラが荒野で、自分の死後の子供の生存率を少しでも高める確率を上げてあげるために、子供にえさの取り方を教える。独り立ち出来るというのは、自分がいなくても、子供が自分でエサを取ってこれる状態にしてあげること。当塾は英単語の語彙さえ多ければ、後は子供が豊富な語彙を基にして自分自身で自分の選んだ道に進んでいける、という仮説を基に始めております。自分で自分に合った継続可能な素材を見つけ出し、その素材そのものが学習者にとっての知識を増やす永久機関となり、学習者を支えること。この仮説には、自分にとって最適な永久機関の発見が出来るまでサポート出来れば、、、という願いを込めております。
多くの方が英語を中学・高校時代で勉強した後、同じ勉強時間でもって大学入学後も、就職後も転職後も英語を勉強し続けるということを辞めてしまいます。これは英単語の自己増殖ラインを超えていないから、と当塾では考えております。どの分野でも、人はある程度のリソースをある分野に投資すると、投資が無駄にならないように、期待したリターンが出続けるまで、リソースを継続的に投入し続けます。人は自分に得意なことをしたがる、とはそういうことを指すのでしょう。英単語の自己増殖とは、ある程度の英単語を仕込んでしまえば、個人の感応度に応じて、この分野では自分なりの努力を継続出来る、学習が苦にならない、どれぐらい勉強すればどれぐらい英語が出来るようになるかの見通しを自分が感じ取れるようになること、です。つまり永久に英語力が向上する状態に自分を変化させることを指します。当塾ではこの「英単語が自己増殖し始めるライン」を、15000語程度と推定しております。英検1級、TOEIC900程度ですと、まだ英語を放棄し、成長が止まる可能性がある、ということでもあります。手段としての英語と感じている場合は、努力の継続は困難です。目的としての英語に変化させることが出来れば、実力は天井知らずとなるでしょう。
人によって学習するペースは異なります。読む・聞く・話す・書くの4技能を試験に受かるために訓練するのではなく、当塾がなくても、自分で無理なく努力を継続出来る(必要があれば、自分に合った次のステップの塾を自分で探し出してきて通うことも含みます)、ような状態にしてあげられれば、その生徒様への当塾の役割は終了です。英単語の自己増殖ラインを越えて、自分のペースで何十年も続けられる素材を発見すること、この手助けをすることが当塾の最終目標と考えております。