音声ファイルについて
音声ファイルについて
当塾の単語テキストや長文テキストには、音声ファイルは付けておりません。
理由は、発音の確認という用途で音声ファイルを利用することは、その発音を結局はカタカナで単語の脇に書くという作業の前段階に過ぎないと当塾では考えているためです。当塾テキストでは出来るだけ生徒様に音声ファイルを聞いてから、発音をカタカナで書くという作業を、省いて頂きたいと考えております。当塾単語テキストでは、あらかじめ分からないであろうと想定される単語の発音を、英文と日本語訳の間に付けており、生徒様が発音で困ることがないようにあらかじめ、テキスト自体にカタカナ発音をつけております。
本を読まずに流し聞きをして英文に触れることで習得する、という方法のために音声ファイルが必要とされる場合もあります。しかし、音声ファイルを聞くよりも文字を読み込む方がはるかに頭の中で英文を繰り返すスピードが速いと思います。脳内で能動的に発する英文(=英文を自分で読み、声を出さずに発声する)の方が、受動的に外部から入ってくる音よりも意識に語り掛けるインパクトは強いと考えます。ただし、その分疲れますが。。。
それでも別の理由で音声ファイルが必要という方の場合は、手間がかかるとは思いますが、英語読み上げサイトがネット上にあふれておりますので、そちらにて音声ファイル化をお願いします。そのためにも当塾の長文テキストや英単語用例文は、すべて Word もしくは Excel 形式にて公開しております。
発音表記について
当塾は発音は、カタカナ表記で十分と考えております。カタカナ自体が音声記号ですし、発音記号に近い表現が出来るものと考えております。非ネイティブの発音はそのレベルで十分で、海外の非ネイティブも英語を話す際は、自国の母国語に寄せた発音をしているはずです。外人が田中さん、山田さん、おはようございます、を発声する場合は、タナーカサン、ヤマーダサン、オハヨウゴッザーイマスになってませんか?非ネイティブである以上、大切なのは美しい発音ではなく、意思疎通が出来るレベルでの発音だと思います。
また、発音のわからない英単語の発音をカタカナではなく、発音記号で英単語の脇に書く、という方もほとんどいないと思います。このように、英語の発音に関しては、日本人である以上、カタカナ表記を避けることは非効率ですし、日本人の場合はカタカナを使った方がはるかに小回りが利きやすいと思います。日本人としてせっかく世界でも珍しい表音文字を使えるわけですから、これを使わない手はないと思います。
日本に来ている外国人、もしくは英語を使う外国人は、何も英語ネイティブだけではありません。中東の方、中国、韓国、東南アジア、ベルギー、オランダ、フランス、東欧諸国、南米の人も英語を話します。彼らは堂々と、自国の言語に寄せた発音をします。ネイティブスピーカーだけを意識する必要はなく、私達は、海外の非英語圏の英語話者の立場に甘んじるべきだと思います。彼らは、タナーカサン、ヤマーダサン、オハヨウゴッザーイマスと堂々と発音しております。我々もその流儀にならって英語を堂々と日本語風に発音しましょう。